「生きるをいただく」

4分の我慢!

日々

Monday, March 13, 2006

「森づくりフォーラム」に参加

講演・講座・シンポジウム (特活)森づくりフォーラム創立10周年記念シンポジウム
「森の風が社会を変える」 <http://www.moridukuri.jp/>

森づくりフォーラムとは
私たちは、森林ボランティア団体・森林所有者・行政関係者・企業等とのネットワークにより、新しい社会システムとしての「森とともに暮らす社会」の創出をめざして、団体支援や人材育成、調査研究、政策提言、普及啓発などに関する事業を行なっています。

企画の主旨
森と人との関係を築きなおすこと、それは私たちの社会をよりよいものにしていくために不可欠なのではないでしょうか。
森林ボランティアの活動団体が1000を超え、市民が「森と人との関係づくり」の担い手として期待されている今、私たちに何ができるのか、共に考え歩んでいく機会としてシンポジウムを企画しました。

日時・場所・交通機関
日時 3月5日(日)10:00~16:30
場所 高尾の森わくわくビレッジ 研修室2

内容 10:00~ 開会・挨拶 10:30~12:00 基調鼎談
基調鼎談テーマ「森とともに生きる」
森と人が、ともに将来にわたって活き活きと存在できる社会とは、どのようなものでしょうか。森との付き合い方から日々の暮らし方まで、それぞれの視点から語り合っていただきます。

講演者
内山 節(うちやま たかし) 哲学者/NPO法人森づくりフォーラム・代表理事
高野 文彰(たかの ふみあき) 高野ランドスケープ・プランニング株式会社・代表取締役
高見 幸子(たかみ さちこ) ナチュラル・ステップ・インターナショナル日本支部・代表
12:00~13:00 休憩 ※昼食は会場内食堂にて各自
13:00~16:00 パネルディスカッション
パネルディスカッションテーマ「新しい風、感じていますか~森林ボランティアのこれから~」
最近の森林ボランティアはやりがいのある様々な役割を求められ、組織の自立も期待されています。これからの森林ボランティア像や、その実現のための技術力や資金を得るヒントについて議論いただきます。
コーディネーター
宮林 茂幸(みやばやし しげゆき) 東京農業大学地域環境科学部・教授
パネリスト
加藤 鐵夫(かとう てつお) 独立行政法人農林漁業信用基金・副理事長/元林野庁長官
高見 幸子(たかみ さちこ) ナチュラル・ステップ・インターナショナル日本支部・代表
矢野 康明(やの こうめい) 東京電力株式会社環境部グリーンサポートグループ・マネージャー


感想 このような活動が10年続いている事に、運営面での大変さはともかく、扱う対象が対象なだけにそうだろうなと思う一方、推し量りがたい数百年の計への必要性を感じ、熱しやすくさめやすい我々日本人としては先見性や聡明な指針がほしいと思いました。内山先生が指摘された道州制に伴う負の側面「村の荒廃」による見捨てられた森が頷けるとともに心に重くのしかかりました。
スウェーデン在住の高見さんからは、かの国と日本との文化レベルの違いを聞かされ、政治的な先見性のある日本のグランドデザインが欠如しているという指摘だったかと思います。根付かない日本の「緑の党」に代表される現象でしょうか。高野さんからは起業された夢のある話で、民間での努力の一端を見させていただきました。
午後のパネルディスカッションでは元林野庁長官が述べたスギヒノキの伐採時期がきておりどうするか!が印象に残りました。企業からの参加者の発表では、会社の立場、個人の思い、企業の限界など様々な様子がうかがえました。

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