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日々

Wednesday, March 22, 2006

ルネッサンスプロジェクト国際シンポジウムに参加

日時 2006年3月16日
場所 国連大学
感想 渋谷の青学前にある立派な建物で、どんな教育がなされているのか以前から不思議に思ったり興味を抱いていました。今回、上記タイトルの講演が無料で行われるという事で、参加させていただきました。会場はウ・タント国際会議場(3階)で、数百人は入れるでしょうか、椅子の幅はゆったりとし、床には絨毯がひかれ、快適でした。このような立派な会場に訪れ、ゆったりとした椅子に座って参加したのは初めての経験でした。 

ルネッサンスプロジェクト国際シンポジウムプログラム
13:10~13:25 挨拶 経済産業省/審議官
13:25~14:25 基調講演 「グローバル競争へ向けたイノベーションの経営」
           Joe Tidd(英国、サセックス大学 科学技術政策研究ユニット 教授)
14:25~15:05 招待講演1「三星電子の躍進とグローバル戦略」 
           Cho Du-Sop(横浜国立大学 経営学部国際経営学科 教授)
15:05~15:45 招待講演2「新技術のリードマーケットとしての日本の可能性と限界」
           Marian Beise(タイ、アジア工科大学 助教授)
16:00~17:30 パネルディスカッション「グローバル戦略:日本企業の課題と可能性」
        司会   :榊原 清則(慶應義塾大学 総合政策学部 教授、
                    ルネッサンスプロジェクトリーダー)
        パネリスト:Joe Tidd
              Cho Du-Sop
              Marian Beise
              浅川 和宏(慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 教授)
              天野 倫文(法政大学 経営学部 助教授)
              香山  晋(東芝セラミックス株式会社 取締役社長)
17:30     閉会


内容  会場で頂いた資料の副題「グローバル競争化での技術革新と収益獲得」とあるように、官が学の知識や知恵を借り、国の産業指針を与えるミッションプロジェクトのシンポジウムでした。イギリスは産業革命以後自動車産業をまずアメリカに持っていかれ、その後の電気製品産業は日本からアジアへという捉え方がなされ、120年経ってその事に気づき始めたというイギリスからのパネリストの発言は新鮮に響きました。身を持って経験したイギリス人ならではのイノベーションによる経済効果のすばらしさを解説した発表でした。次にCho Du-Sop教授からはサムスンの会社を例に、その会社の発展の隠れた技術の一つにブラウン管製造スキルが生きたと言う現場サイドに立った実話や、今はそのすばらしい急速な発展に隠れた今後の企業の歪が危惧されだした事、日本の企業が手本を示せる時代(少々心もとないが)にはいりつつあるのではいう話でした。次に市場の観点からリードマーケットとラグマーケットにわけ、各種製品(例 ディジカメ、FAX等)を例に日本での動向を調査した発表でした。最後に工業製品のモジュール化の中で、HDDを例に日本のウイークポイント(ipodへの搭載は米国のメーカ)の指摘考察がなされた。
     
参考  ディスカッションペーパー

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