「生きるをいただく」

4分の我慢!

日々

Monday, November 22, 2010

サステイナブル社会を目指して

参加日 2010/11/20
場所  明治大学駿河台校舎 リバティータワー
主催  第27回明時大学社会科学研究所シンポジウム
主題  サステイナブル社会を目指して
副題  ~政府・企業・市民の役割~
      固有の活動とネットワーク
   
感想  4名の講演者、行政・大学・企業(製造・非製造)という構成でした。「サステイナブル社会を目指して」というタイトルは間口が広く、必ずしも持ち出されたテーマがシンポジウムにフィットしているとは思えなかった。そこにこのテーマの難しさがあるように思う。

●行政 低炭素社会を目指した政府の取り組み 環境省地球環境局地球温暖化対策課長
環境省/課長/高橋氏からは「低炭素社会を目指した政府の取組」と題し温暖化の現象とCO2排出量の現状が報告されました。まじかに控えるcop16 メキシコ 2010/11/29~12/10に向けて準備されている目標について説明がなされました。地球温暖化対策基本法として温室効果ガス排出を
     長期目標 1990年比の2050年までに80%削減 
     中期目標 2020年までに25%削減
が掲げられ、各分科会WGのテーマ説明、来るべき社会の具体的イメージ、各政策説明に続き、最後の新しい都市のイメージ将来像「徒歩と自転車、LRT等を活かす町のイメージ:都市間交通モーダルシフト)で締めくくられました。
     ※LRT Light Rail Transit 軽量軌道交通
     
●企業 製造業 リコーグループ環境経営報告書編集長
リコーからは環境経営報告書編集長/松尾氏からの発表でしたが、今回のなかでは唯一の製造会社であり、一貫して「環境保全と利益創出を同時実現する」という大命題のもとに「やるしかない」という立場であるように受け取った。そのためには消費者の意識向上の助けが必要とも受け取りました。彼から出されたアイデア「環境比較ドットコム」というような価格ドットコムのように企業比較されればやるしかない仕組みが出来るとなかば基準は民意だという口調に聞こえた。

●企業 非製造業 損保ジャパン 理事・CSR統括部長
損保ジャパンの関氏は社会的責任国際規格(ISO26000)に関与する事もあって「差異あるが共通の責任」~新たな社会的責任の時代~と題した話は新鮮でした。また自社事業の具体的な例をあげていただきました。ただ過去製造業に携わってきた者にとって、いまだに人の弱みに付け込んだような保険業には今一納得がいかない感はぬぐえません。内容は「タイ東北部の干ばつリスクを対象とした天候インデックス保険の販売を開始」という事業で主旨は「気候変動への適応策のひとつとして世界的に期待が高まっている保険機能の有効性を確認するため」とあり、これはこれで納得させる主旨です。

●大学 
少しは聴講生として期待した内容に近かった講演としては「新しい公共」とサードセクターと題した明大副学長/柳沢氏の少子高齢化に具体的な危機感抱いた話の展開が眠気を止めた。

報告 司会の明大山田教授からの説明で当主催第27回となるシンポジウム明治大学社会科学研究所の生い立ちは1959年に始まる古い歴史があるとの事でした。実行委員長の松野教授からは「持続可能な発展」の生い立ちの説明がありました。20年ほど前国連のブルントラント所長時代に訴えられたそうです。   

◆エコロジカル・フットプリント
 エコロジカル・フットプリント(直訳すれば、生態学的な足跡:EF、Ecological Footprint)とは、1990年代に提唱された地球の環境容量(Environmental Capacity、Ecological Capacity)を示す指標(Indicator)である。人類に必要な資源(Resource)の提供(Regenerate)と廃棄物(Waste)の浄化 (Absorb)とに対する地球の能力(Ability)を人口(Population)と比較して、持続可能な陸海面積比で表現する〔単位はグローバルヘクタール/人(gha/人、Global Hectares Per Capita)〕。例えば、ある国の人口を支えるのに必要な推定された陸海面積を現在の面積と比較して、指数で表現する。国毎および世界の指標は、世界自然保護基金(WWF、World Wide Fund for Nature)により報告されている〔生きている地球レポート、Living Planet Report:生きている地球指数(LPI、Living Planet Index)も〕。 http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/EV_F.html
    
◆その他 メモ

 アダムスミス 消費者は自由な行動をする

  バックキャスティング
  CSR
  ファシリテータ
  
 19世紀 営利主義 20世紀 社会主義、福祉社会 の崩壊 1981ベルリン崩壊

 コップ

 サードセクター と 非営利民営セクター
 コンパクトシティー
 
 新造機 再生機

 いっしょにエコ 洗剤のコマーシャル

 利益に向かない企業はありうる
  コムスン 介護事業の失敗

 1936ケインズ理論
   景気をいつまでも成長できる
   無限の経済成長は今後無理
   千葉大・定常化社会 スモールイズビューティフル 
 

0 Comments:

Post a Comment

<< Home