「生きるをいただく」

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日々

Sunday, July 10, 2011

インターネット水道モニター

平成23年度インターネット水道モニター施設見学会に参加

日時 第1回 平成23年7月5日(火曜日)
     午前9時30分から午後3時まで(予定)
        集合場所は都庁舎前、解散場所は水道歴史館
場所 午前 三園浄水場
   午後 水道歴史館

感想 久しぶりの都庁訪問でしたが、出入り口は1個所に絞られ建屋内は暗く節電ムード一色でした。定員80名のところ42名が大型バス2台に分乗し荒川の戸田や秋が瀬公園に近い三園浄水場まで約1時間の移動でした。

遠くに東京スカイツリーも見え、施設の屋上は見晴らしのきく所でした。
送信者 2011-07-05


滅菌目的で最終的に投入される次亜塩素酸ナトリウム(後次亜処理)の効用が保たれる為にも水槽は温度を低く保つ必要があり、コンクリート設備の到る所緑で覆われています。ここに映っているイワダレソウがこの様な目的に適しているそうです。
イワダレソウ〔岩垂草〕 【学】Lippia nodiflora (L.) L. C. Rich. ex Michx. クマツヅラ科の多年草。茎は長く砂上をはい、葉は対生し、倒卵形で厚く、上半部に鋸歯(きよし)がある。7~10月、葉腋(ようえき)に花茎を直立し、円柱状の花穂をつけ紅紫色の唇形花を開く。本州の関東地方以西、四国、九州、沖縄の海岸や川岸の砂や岩上に生え、世界の熱帯から亜熱帯にかけて分布する。イワダレソウ属は果実は2分果からなり、世界に約220種、日本には一種が分布する。〈高橋秀男〉・
送信者 2011-07-05


利根川水系からひかれた源水のプールだったと思います。浮草が見えます。また次の槽では半欠けのドーナツ状のものがプカプカ浮いておりギョッとしました。
送信者 2011-07-05


東京水として喧伝されている高度浄水処理施設の目玉にここに映っているオゾン発生器があります。カビ臭さの原因となる有機物質やトリハロメタンのもととなる物質などを分解する効果があるそうです。大きな流れは凝集剤(PAC ポリ塩化アルミニウム)を注入し撹拌(大電力必要)、アイデアである傾斜板沈殿方式で汚泥を貯め、オゾンに触れさせ、生物活性炭で微生物の力を借り、消毒で塩素の投入という流れかと理解しました。
送信者 2011-07-05


お茶ノ水駅近くにある水道歴史館では、玉川兄弟の話、奥多摩の涵養林の事、利根川取水が都の70%程依存、水道管の変遷(昔は木製、最近は錆びない鋼管にコーティングが施され地震対策で配管が延び縮みする)、世界でも優れた漏水率の低さ(確か3%程度)が紹介されていました。お土産には東京水のペットボトルでした。立て板に水のごとき説明員の口から昔の「ドブイタ」の話がでて、今は当たり前になった都市インフラもたかだか半世紀ぐらいの出来事と思い直しました。

ここ三園浄水場は工業用水用のものだったという事で、今でも上水道の半分以上が工業用水に使われているそうです。上水道との違いは沈殿ろ過程度のプロセスだけだそうです。水道代の7割程度は下水処理にかかる費用に回されている事も重要な事と思います。

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