CEATEC JAPAN 2006
場所 幕張メッセ
参加演目 10:30 - 11:20 コンベンションホール K-01
インテル コーポレーション 上席副社長 兼 デジタルホーム事業本部長
エリック・キム 氏 「融合するデジタル世界の実現に向けて」
16:00 - 17:00 コンベンションホールA K-06
国際電気通信連合 事務総局長
内海 善雄 氏 日本の情報通信産業界への期待
感想 会場は全体的に昨年より活況を呈している感じがしました。
入場券はWebからの申し込みでしたが、初日午前中はプレミアム入場者のみという制限で午後からしか会場へは入れませんでした。インテルの講演では颯爽と日本人かと思わせる人物が流暢な英語で話し始めた講演者の名前からは韓国系の方のようでした。インテルとしては独自にパソコンの未来に対してまだ確かな展望が描けていない状態のようです。日本のパソコンがTVとの融合に進むのを横目でにらみ、VIIVというリモコンでの操作性を高め、何とか家電品志向のPCの流れに乗り遅れまいとするこの4~5年の動きが継続しているようでもあります。消費者の望むものを人類学的にアプローチ(講演者の弁)し、ニーズを掴み取ろうと懸命のようです。分析として
①魅力的なエンターテイメントと情報の渇望
②触れ合いや参加による体験の共有
③操作性の高い健全なテクノロジー
がうたわれています。一方でCPUの機能アップへの道筋もあり07年第一四半期オファー予定のcore2 quad搭載機によるデモが行なわれました。dual機搭載のものと比較して4割強の速さを説明加えながら舞台実機デモでした。公演中にメモした項目に 将来のブロードバンド FWA(Fixed Wireless Access)ワイヤレス
オンラインビデオ YOU TUBE キラーテクノロジー
メディアPCの急成長 日本の6割
DLNA(Digital Living Network Alliance) VIIV セットトップボクス
DMA digital media adapter sony vio デモ
intelのアーキテクチャ オープンプラットフォーム、汎用性ソフトウェア、 インターネットによる相互接続性
など書き留めていますが、後少し整理して書きたすつもりです。
もう一つの内海氏の講演は異なった視点で、それなりの危機感(日本の文化そのものに根ざす事)を世界から見た目で語ってくれました。アングロサクソンの性格や韓国、中国の台頭など現状日本が、バッシングからパッシングさらにナッシングへと変貌する事情を憂い語ってくれました。
会場で目にするブースでは現役の頃の記憶がうすれ行くなかで、説明員と会話し、思い出すと同時に今の状況と照らしながら、整理する楽しみを見出しています。今回は海浜幕張の駅を出たところでチラシを配る女性から「RENESAS」(2003年4月に株式会社日立製作所と三菱電機株式会社の半導体専業メーカ)というロゴ入りの瓦版資料を手にしました。街頭で資料を配布していたのは多分にこの一社だけだったようです。会場内でのRENESASブース展示はロボットのパフォーマンスで、訴求する焦点が図りかねる展示でした。この展示会数日後にここで作られているミューチップ(ユビキタスの先端ICチップ部品 経産省の響プロジェクトICタグ)が世界標準になったとかのニュースを耳にしました。RENESASではトロンOSを搭載する家電、自動車などのマイコンをほぼ独占しているのでしょうか? 資料には「ディジタルコンバージェンス」、既存IPと新規IPとを繋ぐEXREAL Platformと言った言葉が踊っています。思い出しました。会場では思い出せなかったRISCチップ(英国 ARM社?)とCISCチップ。いまはどういう流れなのか聞きたかったのですが。
家に戻ってから、会場で手にした資料を整理しています。やはり新たに技術の流れが再認識できます。ワコムからはWindows Vistaを追い風に、「標準サポートされたペン入力機能」と題してワコムの宣伝記事がありました。大いに利用発展が望める分野として、教育現場(無白の黒板に変わり、既存コンテンツの上に上書きするような使い方)、医療現場(電子カルテが進む中、患者とのインターフェイスを助けるツールとして)があり、wacomの「FAVO」 を紹介しています。
HDTVビデオ・カメラとして、メディア選択の自由をAVCHD規格(高圧縮H.264方式)が道を広げたと言う事で、将来は今の8cmDVDやHD(30G)を超えて半導体メモリーが座を占めると思われる。三星電子が「新概念のNAND技術で32ギガフラッシュメモリ開発」、08年から量産とあります。数年後こういったものが使われていくものと思われます。
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