三井物産環境基金セミナー~環境と経済~
場所 マンダリンオリエンタル東京 3階グランドボールルーム
プログラム 「経済発展と食料・エネルギー・環境問題~経済の視点から~」
株式会社三井物産戦略研究所 所長 寺島 実郎
「経済発展と食料・エネルギー・環境問題~経済の視点から~」
米国アースポリシー研究所 所長 レスター・ブラウン氏
感想 三井物産環境基金の自主企画第1回公開セミナー案内の著名な方の名前を目にし、有益な話が聞けるとの思いでわくわくしてでかけました。500名程の会場で満員だったでしょうか。レスター・ブラウン氏からの話は「プランB」という氏が提唱する新しいパラダイムが骨子だった思います。つまり「プランB」はニュー・エコノミーをめざすもので各国のわかりやすい例として、アムステルダムー自転車、韓国ー禿山が森に、日本ー屋根にソーラー、米国ーハイブリッドカー、とこのようなイメージのようです。今までと同じような経済活動を継続すれば早晩世界の破滅が訪れると言う危機感がこの「プランB」にたくされています。台頭する中国やインドの発展を自国の歴史と重ねると絶望的になるのだと思います。例えば中国の3/4が車を持つとすれば稲作面積が殆ど道路になる。「プランB」は書籍もでており目にしなければと思っています。Webでの解説には「プランB」を実現する為の3つのポイントとして1.世界経済の再構築 2.貧困解消、人口安定 3.地球規模の適切な修復が掲げられています。気づかされた指摘がありました。バイオ燃料として食料がエタノールの燃料に転換されつつあり、問題をより複雑にするという視点です。当然気づかねばならない事だと思います。
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講演を聴いている時には気づかなかった事が、あらためて当日頂いたCSR(Corporate Social Responsibility)リポートに目を通して伝わってきました。DPF(Diesel Particulate Filter:粒子状物質減少装置)問題がコンプライアンス(法令遵守)にからめて多くの時間が割かれている事を知りました。
遅ればせながらアンケートに回答しました。「今の世の中の仕組みにも限界を感じます。基準を満たして経済が回れば良しとするだけでは早晩ブラウン氏も言うように世界の破滅と言う気がします。」
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