「生きるをいただく」

4分の我慢!

日々

Friday, January 25, 2008

地元小学校での研究発表会聴講

      以下の新聞記事は今回の聴講と直接関係はありませんが、総合学習
     に言及されており、参考になったので載せておきました。


 
開催日時 2008/1/23 13:35~16:15
場所   八王子市立浅川小学校
      平成18・19年度 八王子教育委員会研究協力校
研究主題 自ら進んで学び やりぬく子ども
     ー地域とともにつくる生活科、総合的な学習の時間ー
内容   ①公開授業(全学級)
     ②研究発表
     ③パネルディスカッション
       東京学芸大学講師 ハツ橋明和先生
       高尾山ビジターセンター 新津 紅 先生
       八王子市立浅川中学校教諭 和田 健司先生
       八王子市立浅川小学校教諭 富田桂子先生 信清亜希子先生
     ④指導講評
       東京都教育庁指導部義務教育特別支援教育指導課
        統括指導主事 相原 雄三先生

感想   高尾駅とみころも霊堂との間に位置し、電車の生き返りには必ず
     目にする小学校でしたが今回はじめて校舎の中に入り、北側には
     京王線の高尾駅、南には初沢山をバックにみころも霊堂が窓越し
     に見えました。授業参観の後、体育館に集まっての聴講でしたが
     100名以上の父兄の方々がいたでしょうか。

      昨年(2007/11/20)総合学習で3年生の虫班を担当したご縁で
     今回の出席です。総合学習の何たるかも知らず、また研究協力校
     として「自ら進んで学び やりぬく子ども」という主題を抱えて
     のこの学級活動だった事をはじめて知りました。
      総合主事の方から総合学習のコンセプトは「自己の行き方を
     考える」というもので、単に「調査して調べて発表」では学習
     コンセプトへの到達には限界があるというような説明だったか
     と思います。中心課題は「自分のあるべき姿」とも言っていた
     と記憶します。 大人が取り組んでも答えが出せないテーマで、
     先生方はさぞかし大変だろうと想像します。

      各学年1年か6年生までの授業を参観しました。
   公開授業
      学年  教科・領域         単元名
      1   生活科        くりやまでみつけたよ
      2   生活科        まちたんけんにしゅっぱつ
      3   総合的な学習の時間  見つけよう知らせよう!
                     私たちの初沢山じまん
      4   総合的な学習の時間  調べよう知らせよう!
                     生きている小仏川・南浅川
      5   総合的な学習の時間  調べよう伝えよう!
                     すばらしい自然の高尾山
      6   総合的な学習の時間  調べよう提言しよう!
                     高尾山のすばらしさ
      テーマとなる舞台は自分達の住む高尾です。高学年は高尾山に訪
     れる人達へのインタビュ-によるアンケート調査だったり、また日
     光等の観光地との違いを調べたりと大変なものでした。
      自分達の住む場所を理解する為に殆どのクラスで絵地図が作ら
     れ展示されていました。川には何がいて、どんな鳥がいたとかで
     す。
      蝶の中には「カバイロシジミ」「ゴイシツバメ」とどこかの
     本で目にしたのでしょうが、両方共にこの近辺では絶対にいな
     いはずで、絵地図に堂々と書かれている事には、真面目なこち
     らが一瞬驚かされる事でもありましたが、指導にも子供にも限
     界がありそれはそれで良しとするといった事だとも思いました。

      こちらが知らない情報も絵地図に書き込まれていました。産業
     殉職者の霊堂としてチョト変わった建物があります。みころも堂
     ですが65mの高さがあり、昭和47年に建立されたそうです。
      また後に控える初沢山で一番高い木は17mのモミであり、一番
     多くみられる木はイヌシデともありました。イヌ(否)の意味も
     とらえられて説明がなされていました。

      初沢山に隣接する浅川中学の先生も討論に加わっており、お話を
     伺いました。校庭の後が山で栗山と称される学校に属する学校林
     で全国でも珍しい形態との事。戦後の財政難時、栗を植え販売した
     事が名前のいわれで、人の入らない山にはナンヨウアオイ?(ギフチ
     ョウの食草)、カタクリ等300種ほどの草本が確認されているそ
     うです。他にミヤマクワガタ、アナグマ、リス、タヌキ、アサギマ
     ダラ等確認されているそうです。四年前に下草刈をして手入れし観
     察会もあるという事なので、そのうち出かけてみようと思います。
      
      ところで研究発表会ならびに公開授業への意見が最後に求められ
     るアンケート用紙をいただきました。地域を知る枠組みの中では、
     特にこの八王子地域、それも高尾周辺は墓地であり、山を崩した建
     売住宅であったり、駅前のマンションだったりします。核となる高尾
     を捕らえると、観光地としての思いつきしか浮かんできません。他に
     ターミナルとしての高尾駅(京王線・中央線)や近くの大手電気
     メーカ、少し離れて高校や大学が存在する学園都市ぐらいが思い
     つく程度です。中教審の「生きる力の育成」はつまるところどこで働く
     かに他なりません。

      ミシュラン風に言えば、当小学校は最寄の高尾駅からは安い電車
     料金で都心に一本で行け、地元の周辺では都心では絶対見られない
     野生の状態の動植物や虫達が観察できる、といったところでしょうか。

      もとを正せば過去の遺産が残る薬王院を核とした高尾の樹林遺産が
     青い目にも、環境が騒がれている今心地よく映ったと思われます。そ
     の遺産も樹木は大地に取り残され生き永らえてはいますが次世代は継続
     せず(ブナ等)、他の生き物に至っては、例えばギフチョウが途絶え
     て何十年、また毎年見られなくなっている昆虫や動植物は数知れず、今ま
     た圏央道が周辺の山を切り崩し、年々周辺の道路の交通量も増加し、早
     晩虫や蝶達も姿を消すであろう事は疑いの余地が無いでしょう。グロー
     バルな社会競争で日本が選択する施策の結果が現状を引き起こし、一方
     で心の豊かさや癒しを提供する緑の環境が求められる中で、何かを我慢
     したり、豊かさの尺度を自分なりに見据える必要に迫られ、そうした中
     で、ますます子供達を含め日本人全員が生きる力が試される事と思いま
す。

      何が自分に出来、子供たちに何を語りかけて良いのか今の自分には充
分な自信のある答えを持ち合わせていません。

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