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日々

Monday, December 19, 2011

エコプロダクツ2011見学

日時 2011/12/17
場所 東京ビッグサイト
主催 (社)産業環境管理協会、日本経済新聞社
他にNPO法人 BeGood Cafeというところも関わっているようです。

参加
  1. 展示ブースの見学
  2. 会場内エコツアー参加
       A.エコ&エシカル入門!「消費」から世界を見る
      B.「食」から始めるサステナブルな暮らし
      C.グリーンエコノミー・ビジネスツアー
          ~東北グリーン復興から、地球サミットRio+20へ~
       D.生物多様性とCSR~企業に求められる役割とは?
      E.Smart Japan ~スマートエネルギーの活用を探る~
      F.エコリノベーションとグリーンな暮らし方
  3. 自然然観察会
      ●水の広場公園コース    ●葛西臨海公園コース

展示ブース見学の感想
昨年の見学ではブログを綴らずじまいで、昨年度と印象の比較があいまいになりますが、昨年の方が私個人としては印象のある展示会場が多かったように記憶しています。新鮮さも手伝ったかもしれません。いくつか印象に残ったブースを書き留めておきたいと思います。

  1. ハイコーン 各種ボトルの包装に紙を使わず分解可能なポリエチレンで梱包。全欧米で100%?使われているように受け取りました。大ブースで外人が所在無げに4~5人いました。ここだけです、その欧米人が目立ったのは。
  2. エコ通勤自転車 昨年はツーキニストの著者である疋田氏の講演を聞きました。今年は彼が提唱したスーパー通勤自転車というものをシマノの協力を得たと思われる各部品が使われた自転車が展示されていました。内装ギア( アルフィー ネ11段)とハブダイナモがトレンディーと主張しているようです。  少し離れて電動アシスト自転車がパナソニック、ブリジストン、ヤマハから出品。異色なOVEというブランドの資料を手にして理想が現実にある事に驚きです。シマノが分解された内装ギアを展示し、また今までのワイアによる機械式ギアチェンジシフトから電子シフトと称した Di2なる商品も体感出来る場を提供して展示。 今年のツールドフランスには22組が出場しそのうち7組がこの電子シフトを使いまた個人総合1位、2位、3位の表彰台を独占したそうです。関連サイトがありました。自転車用ヘルメットがビニールとハードシェルで作られスタイルに留意したhelt-pro(ドイツ)というブランドの製品が展示されていました。会場では気付かなかったいつの間にか手にして持ち帰ったパンフレットがあります。自転車 通勤 人の施設「フォルツァ誕生」。関東近郊でアウトドアツアーを通年開催しているSEVEN HILLS ADVENTUREという旅行会社。八王子駅南口に出来た駐輪場は(株)技研製作所だったと思うがミニチュア模型を展示していました。全国14か所、計40基(総収容台数7325台)とパンフレットに書かれています。

会場内エコツアー(生物多様性とCSR)
講師の方の案内でブース内を約1時間にわたって説明をうけました。生物多様性という言葉は何となく理解はしても企業が果たす役割は何かとなるとさっぱりつかめません。CSR(corporate social responsibility)も言葉として理解しても日々のニュースから知る限りではで企業は最低限の責任を果たすだけで精いっぱい、ましてや企業の不祥事だらけの状況からは程遠い理念のような気がします。 そのような思いの状況の中ですがツアーの中で紹介されたいくつかの企業をレポートしておきます。

  • カシオグループは「事業活動が生物多様性からの恵みを受けて成立し、また、生物多様性に影響を与えている」との認識にたって......とうたっています。 具体的には小学生向けの電卓組み立て、低消費電力のプロジェクター等の展示。
  • JAは「ふゆみずたんぼ」と称した看板で生物多様性のメリットをうたっているようでしたが、冬季乾燥水田とのメリットディメリットが説明されておらず、この説明だけでは消化不良でした。

    追記
     田んぼは1970年代排水路をコンクリートで固める事業が国を
    あげて行われ、メダカが絶滅危惧種へと追いやられたようです。
     昔も水は抜いたのでしょうが所詮泥で塗り固めた畔では用水路
    からの水が染みだしたりして結構生き物はその湿った土の中で
    行きぬいて来たようです。
     参考図書 メダカが田んぼに帰った日 金丸弘美

  • マルイは 「被災地支援 秋冬物衣料品下取りチャリティー」は「東日本大震災」の被災地支援を目的としたもので、被災地で役立つ、新品や新品に近く状態の良い秋冬物の衣料品をお持ちいただくと、1点につきマルイ全店で使える200円の割引券(もしくはプライベートブランドのシャツの余り生地で作ったハンカチ)を差し上げる企画です。
  • 味の素はだしの素であるカツオの生態調査に取り組んでいます。いなくなれば死活問題かとも思います。

     
  • UCCコーヒーは日本で数少ないレインフォレスト・アライアンス認証を取得

     
  • 伊藤園は「茶産地育成事業」と銘打って茶の小規模農家と協力しています。

     
  • アサヒビールは昔から森との共存をはかってきたとあらためて声高に説明しているように感じました。悪い事でもなく真の姿かもしれません。コルク不足で広島の山林から「アベマキ」を代用として使用するため山を管理した事が発端と説明。

     
  • 鹿児島のウナギ 養殖には多分に多くの抗生物質が使用されているのは想像されるがイオンからの提案で鹿児島では抗生物質・合成抗菌剤を使用しないで養殖。イオンは環境に力を注いでいるように講師の口から感じました。イオンはラテン語で「永遠」。近年イオン・ダイエー・丸紅の流通連合が総合力を発揮し始めている感じです。

     
  • MSCマーク このマークの事は全く知りませんでした。Marine Stewardship Council(海洋管理協議会)が持続可能な漁業で獲られた認証水産物に与えるマークでイオングループの店でカツオ等に張られているそうです。


  •  
  • バラスト水管理条約 紹介コースの中で唯一のB to B(企業対企業)の紹介。 バラスト水管理条約(バラストすいかんりじょうやく)は、環境や人の健康経済活動に対して有害な水生生物及び病原体の移動を防止することを目的として、船舶バラスト水及び沈殿物に関する規制及び管理を行うための国際条約


     
  • 資生堂は五島列島のツバキ アブラヤシを原料とするパーム油が化粧品等に多くつかわれ栽培地の環境破壊が報道されている事は記憶にある。ツバキを軸に資生堂社内の環境取り組みを内外にアピールしているようです。

     
  • NEXCOが進める地域性苗木 潜在植生にもつながる活動かとも思いました。ただNEXCOというロゴは初めて知りました。 会社名 Nippon Expressway Company Limited のアクロニムをとったようです。


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