「生きるをいただく」

4分の我慢!

日々

Friday, April 20, 2007

科学技術週間特別講座と薬用植物園施設見学会

参加日 2007/4/19
場所  東京都薬用植物園
感想  タイトル「科学技術週間特別講座と薬用植物園施設見学会」に惹かれて出かけました。講演開始に、タイトルの頭に冠された「科学こそ世界をつなぐ共通語」というサブタイトルを口に出され、そういうものかな~と再考させられました。主催は東京都健康安全研究センターでしょうか、いただいた資料にはそのような書き方がなされています。プログラムは

1講演(13:30~15:00)
 ①健康食品から検出される「使ってはいけない植物」
                               薬用植物園     鈴木 幸子
 ②特定保健用食品、健康食品に用いられるサイリウム
                               薬用植物園     荒金眞佐子
 ③化粧品と植物成分ー有用性と安全性ー         
                               微量分析研究科  大貫 奈穂美
2施設見学
 ①研修室:サイリウム実験と説明
 ②栽培試験室:検査業務の説明
 ③資料室:展示品の説明
 ④温室:植栽植物の説明
 ⑤漢方薬原料植物区を中心とした薬用植物の説明

でした。題名どおりの講演でしたが、記憶に残りません。最近ダイエット目的で発売された「天天素」という健康食品を摂取されていた女性が亡くなった事がきっかけでしょうか、その生薬からダイオウを検出し危険性を報道機関に発表したそうです。
サイリウム(オオバコ属食物の種子や種皮)は水を吸収して膨潤する特徴があると言う事で、ビーカーにその粉末を少々、水をたっぷり注ぎ、寒天状にかたっまた様子を実演していただきました。意味が良くつかめないのですが、どのような目的で使われているのか?とりあえず現象の一側面はわかりました。化粧品に至っては全く関心無く上の空で拝聴。シミ、ソバカスは汚いとも、不自然だとも何とも思わない。かえってそれに抗う化粧品の方が危ないと素人無関心派は思ってしまう。

施設見学のフィールドで面白い植物の紹介を受けました。今話題のタミフルの原料と、永年花粉症で鼻詰まりに悩んで、塩酸エフェドリンと記憶に残っているエフェドリンの原料となる植物です。へ~ェという思いです。良く知りたいと言う思いにかられました。

 下部写真 タミフル(インフルエンザ治療薬) 
    ダイウイキョウ トウシキミ/シキミ科



下部写真 成分 エフェドリン 適用 葛根湯など漢方処方 Ephedra intermedia マオウ科