「生きるをいただく」

4分の我慢!

日々

Sunday, July 26, 2009

湯殿川クリーンデー参加

日時 2009/7/26(日) 10:00~11:00
場所 北野駅前下田橋
感想 

東京は1~2週間前に梅雨明け宣言されてはいたものの、その後連日雨が降る毎日でした。でも今日は久々の快晴です。強い夏の日差しを浴びた一日でした。当イベントを紹介して下さったWさん含めお二人が既に、小物(ビニール袋、ビニール手袋、軍手、トング)を準備され川辺で待っておられました。最終的には7名程の面々(市民会議メンバー)だったでしょうか。ゴミは指定袋で10個ほどと入りきらない鉄パイプでできた何かのフレーム(リヤカー?のような感じ)それに自動車マフラー。因みにゴミ袋は

 東京23区推奨ゴミ収集袋 ポリエチレン使用 第98244号-2 45L 半透明

というものです。川に半分埋まった自動車マフラーを大きな成果と捉え一人で引きあげ、離れた集積所まで運びました。一人戦果のような気で頑張ったのですが、うすすす感じた腰の痛みが作業が終わった午後に出てきました。懸念したのですが、一日経た今日は痛みが昨日より軽減し、ホッとしています。チラシにも書かれているように、「安全に気をつけて、無理をしないで怪我の無いように!」はまさしくそのもので、はじめての体験に頑張りすぎた感は自分でも否めません。道理で先人は川にあまり入らず、周辺の小物を主に集めている方が多いように見受けました。

気がついたゴミの種類
 ●ペットボトル
 ●カン
 ●ビニール傘
 ●レジ袋の類
 ●ダンボール
 ●各種プラスティックの破片
 ●植木等に利用の支柱
 ●ガス用か何かのゴムホース

1メータ近いコイが何頭も泳ぐなかで、岸辺にはその稚魚でしょうか10mm前後の魚が群れをなして泳いでいます。川での匂いは悪臭はないもののさわやかな空気は感じられず、川底のコンクリートや石には嫌気性の薄黒い藻のようなものがついています。以前ここでの生き物調査ではヤゴやカワゲラの幼虫といったものは見られず、確かエビが結構見つかったように記憶しています。ビニール袋の類は海まで流れつくとクラゲと間違えて食べるウミガメなどに食され、死に至るような事も聞いた覚えがあります。川上から川下へと影響が広がるなかで、川上の責任自覚は希薄です。それよりも川上の方が川下の方々に上流でこのようなことをしましたと告げた方が、良い結果がでるような気がしました。捨てる気が無くても、雨で流されるものもあるだろうし、定期的な清掃は道路以上に必要なことかと思える。

長年、川辺を自転車で走り楽しんでいる際、時折目につくビニール袋は後進国のスラム街をも想起させ、きれいでありたいという衝動に駆られながらも、見捨てていた自分が情けないとの思いがありました。何かイベントでもあれば参加したいと日頃の思いが心の片隅にあり、今回の参加につながりました。

道具をそばに我々グループを見ながら数人のそれなりの大人が、「バーベキューでもやるのかい?」との声掛けがあり、「ゴミ集めです」の返答に鼻白ませてそそくさと去って行きました。一方麗人かと後での余韻を持たせる結果を生んだ女の人が空気を察して「御苦労さま!」との声には心から「元気が出ました!」と返答。グループの方の冷たい麦茶の御馳走、お土産にと渡してくれたトング。こういう事で気持ちが結構救われました。

参加した、若しくは参加できた理由を考えると、紹介して下さった方々とのつながり、頂いたパンフレットの出来の良さ(レイアウト、絵柄、配色、簡潔な文)、地元住民である事、積年の思い等の複合の産物でした。これが継続されるまでに意識を高めるには今のところ確たる材料を持ち合わせていない。強いて言えば、誰かに認めてもらいたいといった甚だ小人の考えしか思いつかない。

この運動を継続し広める為の工夫 あまり考えつかないが、
   ●行政的なボランティアチケットの発行?
   ●ゴミ量に対し謝礼(誰が払う?)
作業の工夫 川が深くて届かないゴミをとるために舟(ゴムボート)があれば便利?
   ●ゴミを運ぶ時にもこのゴムボートのようなものが利用できるかも?
   ●重そうなものがあった場合、複数人での作業ができるよう人員配置

反省材料 観点の違いか、思い違いか参加者からの出された意見に異論あり。三面張りの湯殿川ですが、一部土石が堆積し、そこにアシかヨシが繁茂している。水を浄化させたり生き物(ガサガサでよく見る生き物)が逃げ隠れる格好の自然条件だと思うが、刈り取るように行政に指示を出すという意見に集約? 一般常識では「夏に繁茂する草刈り」で即決なのかな~?     

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