「生きるをいただく」

4分の我慢!

日々

Thursday, June 26, 2008

自転車の旅と文化の集中講座

★講師の方の輪行手順を学ぶ受講者

☆講師の方の典型的なランドナー

☆ダイナモからのヘッドランプまでの見事な配線 フレーム内部に線が通されている

☆チェーン弛みによるフレーム塗装剥がれ防止を兼ねた予備スポーク


●講座タイトル 自転車の旅と文化の集中講座
●日時     2008/5/11 10:00~17:20
●場所     首都大学東京 飯田橋キャンバス
●講師     白鳥和也 土井秀雄
●講座説明   自転車での国内の旅や、自転車の文化について、その面白さやノウハウをお伝えする初心者向きの教室です。走行の実技はありませんが、自転車関係の著書4冊がある講師が、画像や愛車を持ち込んで愉しく解説します。座学ですので受講時に自転車は必要ありません
 ○なぜ今自転車が注目されているのか
 ○自転車の旅の面白さ
 ○スポーツサイクルの基本を知ろう
 ○自転車で旅するためのノウハウ
●参考図書   『素晴らしき自転車の旅』(平凡社新書)、『スローサイクリング』(平凡社新書)
●感想 10名程の参加でした。各人自転車歴は
少ないが、自転車旅行に目覚めかけた方たちとの
印象を、各人の自己紹介から読み取りました。

ほぼ全て共感できる内容でした。旅が主眼で、勿論
旅には「見物」という楽しみ方が基本で、その道具
に自転車という位置づけでのお話しでした。今の私
は、旅というよりも自然ウォチングの道具としての
便利さを感じており、結果として旅ではありますが
その切り口への言及は無く、マイナーな使い方で仕
方のない事かとは思います。でも自転車で何が見え
るかの命題に「地域が見える」という答えに名回答
を知った思いがしました。

「無記」
記憶に残る語りに、「無記」という言葉を知りまし
た。講師の方の苦労がにじんだような言葉と感じま
す。自転車は危ないとか便利とか様々な問題を社会
に投げかけます。講師の方は自転車を「ナイフ」に
置き換え説明されましたが、ある場面においてはば
かばかしくて答えられない答えとして、つまりそれ
自体に善悪が無い場合の答えとして「無記」という
仏教用語を何かをヒントに使われ始めたのだと思い
ます。つまり「自転車は?」と問われれば「無記」。

「事故を語る」
しばらく時間が経って感想のようなもを今書き出し
ています。会場で、もしくは数日たって何か思い当
たる重要な考えが浮かび上がったはずだが、何だっ
たのか思い出せず、歯がゆい思いでいる。道具(自
転車)を説明するにははすべからく事故を語ること
で説明がつく?このような切り口に気付いた事だっ
たかと思うのだが、明確に思い出せない。誇らしげ
に事故を語る事は、唯一自分の経験から得た知識が
今の自分を光らせているとこのように感じたのかと
も思う。自転車を説明するには「事故」を説明する
に限る!このようにも思ったかもしれない。

「輪行」
自転車を愛しているだけに傷をつけないよう教科書
通りの手順を示して頂きました。見習いたく、今あ
る輪行道具を整備し、手順を再考しました。自分が
今なおざりにしている道具と手順は
①後輪のリアディレイラーを保護する金具取り付け
☆車体を逆さにし、リアーホイール部分にディレーラー保護金具を取り付け

②前輪、後輪ともにフレームに紐で固定。
☆フレームにバンドで固定

☆フレームに両輪を三箇所バンドで固定


「自転車で何が見えるか」
航空機が出来てサンテグジュベリは地上が見える
自転車に乗って何が見えるか? 地域が見える!
自転車の旅行は宿につくこと事態が嬉しくなる
     心に作用する

「ドロップハンドルは何故良いか」
皆さん手をだらっと下げてください。そのまま水平
に腕を上げてみて下さい。そのままの姿勢でハンド
ルが握れるのがドロップハンドルです。 

★講師の自転車 ロード風

☆RIXENKAUKのフロントバッグに工夫を加えCATEYEのライトを取り付け

☆フロンドブレーキ部分に抱き合わせてつけたライト

☆ボトルと輪行袋の収納

☆ハーフ・トークリップ

☆リアーディレイラーのワイアー動作向上小物部品


「自転車絵画」





◎レジメ
①10:00~11:30
■なぜ今自転車が注目されているのか
●最近売れている自転車は/過去に売れた自転車から見る、過去の自転車ブームと時代背景
 ロードバイク/舗装路上を走る究極の自転革/ポストバブルと環境ムーブメント/2005~フォールディングバイク/都市が自転車に目覚めた時代/2000~
 マウンテンバイク/オフロード・アウトドアの時代/1990~ロードレーサー/四輪とモーターサイクルの時代/プレバブル期/1980~ランドナーとジュニアスポーツ車/失われゆく口本/若者とモータリゼーションの時代/1970~サイクリング車/初めてのサイクリングブーム/大量消費型以前/1955~
●一定の人口がある対象に強い関心を示すと爆発的にブームとなる/101匹日のサル
●自転車ツーキニストの出現/都市の公共交通の過密/都市の地理感覚
●身体性を忘れた時代/ゲームの出現~ネットの普及~若者のスポーツ離れ/生きる感覚の希薄
●乗り物の歴史/騎馬・牛馬が曳く車,人力の車,蒸気機関の車・内燃機関の車・航空機
●個人が使う乗り物の歴史/三輪車・ペダルカー・自転車・モーターサイクル・白動車・航空機
●個体発生は系統発生を繰り返す/乗り物の歴史も同様ではないか
●自転藁という乗り物の特異性/効率の良さ/その質量に比しての行動能力(速度と航続距離)/占有空間の小さき/維持の経済性(消耗品および制度的優遇)/乗り手とのインターフェイス/世界に一台を作れる可能性
●自転車によって個人の何が変わるのか/生括者個人の当初の期待/予想と異なる心理的作用/ある種の副作用(自転車依存症)
●自転車によって社会の何が変わるのか/環境的効果/交通インフラ/脱車社会/乗り物に対する意識
●自転車によって地域の何が変わるのか/人と地域とモータリゼーションの関係/自転車による等身大の空闇知覚/自転車による人間関係の変化/「地」に対する認識の変化(サン,テグジュペリ~ガガーリン~)/長野県飯田市の事例
●自転車に関わる文化の三要素=「競技(スポーツ)」「通勤(政治と社会参加)J「旅(芸術)」
●自転車「競技」の文化/「競輪」から「ロードレース」へ
●自転車「通勤」の文化/都市の生活感覚と自転車
●自転車「旅」の文化/わかりやすいようで案外わかりにくい「シクロツーリズム」
●自転車はどのような存在として人類と共存してゆくのか/ダウンサイジングの発想/二元論の袋小路/身体性と精神性と感受性の両立
②12:30~14:00
■自転車の旅の面白さ
●最近のテレビ番組に見る「旅」の概念の変化/宿探し、ふれあい、鉄道,キャンピングカー/大量消費型の観光の終焉
●わかりやすいようでわかりにくい「自転車の旅=シクロツーリズム」/自転車の旅に関する誤解/「旅」そのものに対する認識の差/イベント化している自転車レジャーと、シクロツーリズムとの罪離
●シクロツーリズムを理解してもらう最良の方法/パターソンに見る、シクロツーリズムの原型/
●自転車の旅のスタイルのいろいろ/散歩と日帰り/宿泊を伴う旅/輪行/カーサイクリング/キヤンピング
●スライドで、旅に出てみましょう①都市の散歩
●スライドで、旅に出てみましょう②歴史ある街並みへ
●スライドで、旅に出てみましょう③仲間と宿泊する旅
●スライドで,旅に出てみましょう④遠くへ一人旅
●スライドで、旅に出てみましょう⑤夜行と一泊で東北へ
●自転車の旅に「こうしなければならない」はない/日本のシクロツーリズムのスタイル
●自転車の旅がなぜ面白いのか/達成感と満足感/自由の感覚/全人格的な体験/出会い~人生の地平を越えた体験
●従来の「観光」をあらためて考える/個人の「旅」をあらためて考える
●自転車の旅の韮役は自分自身/出会うものすべてが自分に関係する/無名なるものの素晴らしさ
③14:10~15:40
■スポーッサイクルの基本を知ろう
●スポーッサイクルと、一般の実用自転車とどこが違うのか/材質の差/重量の差/精度の差/サイズの有無/操縦性の差/価格の差
●スポーッサイクルの各種タイプ/ロードバイク/マウンテンバイク/クロスバイク/フォールデイングバイク(ミニベロ)/ッーリング車(ランドナー)
●スポーッサイクルと海外文化の関係
●スポーッサイクルの各部の説明/フレーム&フォーク/車輪(ハブ・スポーク・リム・リムフラップ・チューブ・タイヤ)/<走る>フリーホイール・チェーン・チェーンホイール・クランク・ペダル/前後ディレーラー・シフター・シフトワイヤー/<曲がる>ハンドル・ステム・ヘッドセット/<止まる>ブレーキ本体・ブレーキワイヤー・ブレーキレバー/サドル・シートピラー・シートピン/マッドガード/キャリア(ラック)/電装・リフレクター/ポンプ・ボトル/サイクルコンピュータ・ベル
●スポーッサイクルの扱いでもっとも注意すべき点/スポーッサイクルにはサイズがある(乗れない大きさの自転車とは)/正しいサイズは正しいポジションが前提/怪我をしないこと/クイックレバーの扱い/調整にはやって良い限界がある/自転車をていねいに扱う(変速および段差通過時など)/すべては消耗する・緩む/車輪は歪みながら回っている/クイックレバーのおさらい
●スポーッサイクルを扱う上で重要な付帯品/ヘルメット/グラブ/自転車用ウェア
●なぜスポーッサイクルにはスタンドをつけない人が多いのか
●スポーッサイクルの乗車方法/基本的ポジション/発進と停止/ブレーキング/コーナーリングのしかた/変速/殴差の越え方
●どんな自転車が自転車の旅に向いているのか/直進安定性/荷物が積みやすいこと/夜間や多彩な路面、天候に対応できること/疲れにくいこと/ミスに寛大なこと/輪行がしやすいこと/車輪はできれば大きいほうがいい
④15:50~17:20
■自転車で旅するためのノウハウ
●自転車は道路のどこを走るべきなのか
●走りやすい道を選ぼう/走りやすい道は,旅の状況によって異なる/旧道や地方道/車とのコミュニケーション
●地図の扱いを覚えよう/地図は使い分けが必要/等高線の間隔に注意/国土地理院地図・1/2,5万
 1/5万 1/20万/ロードマップ/ツーリングマップ/現地の情報は変化する
●荷物をどう積むかが大切/重いものは自転革に持たせ、重心は低く/各種バッグの特長
●疲れにくい走り方/疲れにくいルートを選ぶ・標高・風向き・交通量/白転車道の便利と不便/適宜休憩/水分とそのほかの補給/乳酸をためにくい走り方/アルコールはほどほどに
●ウェアに関するノウハウ/旅に向いた自転車ウェア/旅行中の衣類の扱いについて
●安全に走るために/危ないルートはできるだけ避ける・トンネル・過密交通・ひと気のない道/下り坂・カーブの多い道に注意/夜問走行も避ける/たて溝・側溝・鉄格子・鉄板などは鬼門/できれば複数で行動/夏と冬の行動原則/車種特有の注意事項/感謝という不思議な保険
●宿のとり方/どんな宿が自転革にとって便利か/宿での自転車の扱い/キャンプの利点と欠点
●目的地まで移動する方法・カーサイクリング・宅配便・輪行
●カーサイクリングのノウハウ/駐車場
●輪行の基本的ノウハウと、作業の実演

Monday, June 02, 2008

輪行 八王子━(八高線)━東飯能 入間川→荒川→秋ヶ瀬公園→西浦和━(埼京線)西国分寺


自転車ツアーを初めの予定2008/5/25(日)が雨で今回(6/1)実行しました。

永らくお待たせしましたという天気です。
 明日(6/1)は天候に恵まれそうです。
  北口の向かって左あたりが自転車バラシ
 に良いでしょうか?
  では明日、お元気な皆様とお会いできる
 事を願っています。
 
Subject: 八王子━(八高線)━東飯能 入間川→荒川→秋ヶ瀬公園→西浦和━(埼京線)西国分寺
集合場所 八王子駅北口
集合時間  2008/6/1(日) 8:00
乗車時刻  8:27発(八高線)
        東飯能着 9:09着 (42分 480円)
目的地      途中 入間川 河川敷のポピー
       荒川 秋ケ瀬公園の桜草 
         但し開花時期はずれているかもしれませ
       後は多摩川流域と荒川流域の生活臭の違いが
       感じられれば我が町八王子再発見につながるか
       もれません。
走行予定  数値を鵜呑みにすれば、昼ごろには秋ケ瀬に
       つけるかもしれません。体力・気力温存しておれば
       そのまま荒川流域を下り赤羽→北千住→葛西臨海
       →東京駅
       と行ける可能性も秘めています。三倍までいかなく
       ても2倍強の距離はありそうです。
【ルート検索結果】
出発地:埼玉県飯能市大字双柳
経由地:埼玉県飯能市大字岩沢
/埼玉県川越市大字福田
/埼玉県比企郡川島町大字出丸中郷
目的地:埼玉県さいたま市桜区大字田島
検索条件:自転車/時間優先/距離:約46.62km
時間:約 3 時間 7 分

【基準値】
速度:自転車 15km/h

2008/6/2 反省
待った甲斐のある自転車日和でした。またまた
わがままを許し、道案内を任せていただき有難う
御座いました。

このコースは過去5~6回は行きましたが、その
都度経路が違い頭には残らず、いつもながらの行
き当たりばったりの選択でした。でも今日は出来す
ぎるぐらい選択の狂いは無かった気がします。

反面、目新しい出会いは自分には無かったのか
も知れませんが、今日の主旨とはちがいますので 
本当に出来すぎた一日でした。自画自賛?

「関東平野は広い!」「公園も事の他気に入った!」
過去に私も実感した感想であり、あらためて同じ感情
をもたれた発言で、日頃の自転車トリップへの思いを
再自覚しました。

また次回元気でお会いし行ける日を楽しみに
しています。
今日は一日有難う御座いました。    

ワンシーン さくらそう水門(荒川と鴨川の合流地点)
 ちょっと八王子近辺の川沿いを走っているだけでは
お目にかかれない水門です。クリックして大きくして見
て下さい。寄らば大樹の陰ではありませんが写真右下
にテントや自転車、傘が見えます。住所は 埼玉県さい
たま市さくらそう水門 居候。