「生きるをいただく」

4分の我慢!

日々

Friday, May 30, 2008

森林講座 湿地林と人々の暮らし -東南アジアを中心に-

●講座タイトル 「湿地林と人々の暮らし -東南アジアを中心に-」
●日時     平成20年5月30日(金) 午後1時15分~午後3時
●会場     独立行政法人森林総合研究所 多摩森林科学園
●講師     国際連携推進拠点長/田淵 隆一

体調(咳こむ、鼻水が出る)優れず、半分うとうとしてました。御免なさい。
パワーポイントでのお話し「湿地林の出来方」には、当たり前のようでも
あるし、少々退屈しながら現地の写真を見せていただきました。要するに
マングローブ林がエビの養殖池に取って代わり、それが何年か使われた後
(栄養源が枯渇)は放置され自然回復が不可能なまでに荒廃というような
お話だったかと思います。あとでこのように整理してみるともっと聞いて
おけばよかったと反省。というのも後の対策を充分に聞いていなかった!

湿地林を以下の3種類に分類 
  泥炭湿地林 雨水
  淡水湿地林 河川沿い
  マングロ-ブ林 汽水

「熱帯の湿地は森の下地」で人間が集るというでだしの話には頷けました。
人工的な開発(エビの養殖)が引き起こすマングローブの減少、泥炭の減少
それに伴う温暖化への危惧、地震による高波の被害、様々な問題が引き起こ
されます。短期的な利益追求が被害を産み、持続可能な生産へと結びつかな
い点が指摘されました。 

全て人間がなせる技で、密林に忽然と刑務所のようなホテルのような建物が
建っている写真を見せて頂き、それがツバメの営巣用に造られたものという
事(営巣するかどうか疑問)が現地の生活を表現していると思いました。

細かい話は記憶に残っていないのですが、この講師の方が所属する国際連携
推進部門も森林総合研究所であり、森林行政の方向が大きくグローバルな視
点で研究が進められている感想を持ちました。